きょうの単語は(中世の)騎士。

騎士は chevalier

例文:
円卓の騎士は誇りと勇気の支持者だった。
Les Chevaliers de la Table Ronde étaient les défenseurs de l'honneur et du courage.

円卓
King Arthur and the Knights of the Round Table, painting by Michel Gantelet from 1472.
このテーブルに座っている人たちは騎士というより聖職者の雰囲気ですね。

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défenseur :守るひと、擁護者、支持者(女性にも使う)

défenseur de la patrie
祖国を守る人々

défenseur des faibles
弱いものの味方

la Table Ronde
円卓、丸いテーブル

Les Chevaliers de la Table Ronde
円卓の騎士

●アーサー王伝説


文学はもちろん、最近のファンタジー映画や、ゲームにまで影響を与えているはアーサー王伝説。

きょうはこの伝説について少しご紹介します。

英語では Arthurian Legend

アーサー王は5世紀後半から6世紀にかけてイギリスにいたらしい王様です。もとは英国の先住民族ケルト族に伝わる古くからある伝説。

アーサー王を歴史上の人物として書いている書物があるほか、吟遊詩人がヨーロッパのいろいろな場所でこの物語を語り、各地にさまざまな伝説が残っています。

アーサー王が本当にいたかのどうかは、歴史家が長いあいだ研究をしていますが、はっきりしたことはわかっていません。

12世紀にフランスの作家、クレチアン・ド・トロアがアーサー王伝説を物語としてまとめます。

その後も、この話をベースにしたもの、しないものとさまざまなアーサー王の物語が中世の騎士道物語としてヨーロッパのあちこちで生まれました。いわゆるアーサー王文学です。

人々にとってアーサー王の物語は大変魅力的だったのです。

15世紀になって、イギリスの作家、マロリーがアーサー王の伝説の集大成を書きました。タイトルは「アーサー王の死」(Le Morte d'Arthur)

これが、現在、私たちが慣れ親しんでいるアーサー王の物語です。


●アーサー王の物語のあらすじ


アーサーは少年のころ、岩から剣を引き抜いたことで、「王様だ」とわかります。魔術師のマーリンに助けられながら、強い騎士になります。

仲間のランスロット卿やその他大勢の騎士たちと、いろいろなものと戦います。

戦う相手は時には怪物、時には国に侵入しようとしてくる蛮族、時には預言者や魔法使い。

戦いのあいまにはお姫様やレディと恋もします。

アーサーは、やがてキャメロットという王国を作ります。この王国のお城にあったのが、丸いテーブル、つまり円卓です。

ここに仲間の騎士が座ります。丸いテーブルは、上座も下座もなく、序列関係なく、どこに座ってもいいのです。

ただし、この円卓に座るためには、勇気があり、強い騎士でなければなりません。さもないと、座ろうと思ってもはじかれます。というのも、マーリンが円卓に魔法をかけているから。

このテーブルにはゲストも座ります。いろんな国からやってきた騎士も座るのです。
つまりこの円卓に座れば、アーサー王文学の登場人物の一員になるわけで、この物語が各国で、ほかの話や、その登場人物と混ざるのはある意味、このテーブルがあるからなのです。

円卓に座っておしゃべりに興じていたわけではなく、冒険物語なので、アーサーや騎士たちは聖杯を探しに行ったりします。魔法の剣なども出てきます。

そのうち、アーサーの王妃グネヴィアがなんと友達だと思っていたランスロットと不倫します。不倫と書くとあれですが、物語によっては「美しいロマンス」に描かれています。

しかもアーサー王自身はお父さんの違うお姉さんと不倫し、子ども(モルドレッド)までできます。

ランスロットはフランス人だったので、彼と戦うためにアーサーはフランスに遠征。留守を、息子のモルドレッド(それなりに大きくなっていた)に頼みます。

しかしモルドレッドが謀反を起こしました。
なんとグネヴィアに言い寄るのです。

そこで、キャメロンに帰ってきたアーサー王とモルドレッドの一騎打ちに。アーサー王が勝ちますが、重症を負います。最後は湖からぬっと出てきた手に、剣を返して、自分はいずこともなく立ち去ります。

グネヴィアもランスロットも世捨て人になり終わり。


この作品も後世の作家に大きな影響を与え、さまざまな物語や詩などに派生しました。

アーサー王の物語は、それだけパワフルで、懐の深い「物語」なのですね。


●アーサー王の円卓


きょうの例文には円卓が出てきましたので、円卓関連動画を2つご紹介します。

歴史家たちは、この円卓は本当にあったのか、あったとしたらどうやって作ったのだろうか、ということを研究してきました。

丸いテーブルって作るの難しいですから。

こちらはある歴史家がアーサー王と円卓の謎にせまるドキュメンタリーの予告編です(英語)。

※YouTubeで見る方はこちらから⇒King Arthur's Round Table Revealed (documentary trailer)


こちらは円卓は木製でいくつかのパーツからできていた、という仮説を紹介するビデオ。
これも英語です。

※YouTubeで見る方はこちらから⇒Bruce Bedlam's - King Arthur's Round Table

上記のビデオで話の出てきたイギリスのウインチェスターにあるグレート・ホールには、円卓のレプリカがあります。これは1300年ごろに作られたとされています。オーク材でできています。

直径5.5メートルでもとは12本の足のついたテーブルでしたが、今は足をとって、テーブル部分だけが壁に飾ってあります。

当時の王様をたたえて、「アーサー王の再来である」というような意味で円卓を作ったのでしょうね。

お花のアイコン


いかがでしたか?
円卓には何人座ることができたのか、というのも物語によっていろいろです。12人~300人、もっと大人数の場合もあります。

キリスト教の聖杯伝説とまざり、イエスと12人の弟子の13人分の席があったとしている物語もあります。

13番目の席はユダの席の象徴です。この席は「命取りの席」(Siege Perilous)で、この席に座った騎士は、聖杯を探さなければならないのです。

電車でも劇場でも、座る席に迷うことがあります。
円卓の席なら、みんな同じように見えるけど、やはりどこに座るのかは、騎士たちにとっては大問題だったようです。


☆マロリーの書いた「アーサー王の死の翻訳」
アーサー王の死 (ちくま文庫―中世文学集)
アーサー王マニア(研究家?)とおぼしき人のレビューもあります⇒アーサー王の死 (ちくま文庫―中世文学集)


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