図書館でフランス語の絵本を借りてみた。


タイトルは「Augustine」。南極生まれのペンギンの女の子、オーギュスティーヌが、お父さんの仕事の関係で北極に引っ越すことになる。初めての街(国か)、初めての学校。新しい環境を前に興奮したり、不安になったり。学校で皆の前で先生に紹介されたとき、氷のように固くなっていたAちゃん。しかし、Aちゃんはすごく絵がうまいので、そのことをきっかけに、皆と仲良くなりクラスで展覧会を開いてめでたし、めでたし、というお話。



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アマゾンによると、4歳から8歳向けとのことだが、まあ幼稚園ぐらいの子どもか、もっと小さい子が一番楽しめるだろう、と思われる。小さな子には親が読み聞かせる形になるだろう。絵のかわいさと、中身の文章の少なさで選んだのだが、一冊目としては大ヒットであった。とにかく絵が私の好みで、すごくかわいい。話の内容はべつにわからなくても、絵だけ追っていけばストーリーはわかる。右のページにはふつうの絵本タイプの絵がかいてあって、左のページはたいていいくつかコマ割りりして、そのページの話に関連するイラストがある。イラストにはキャプションがそえてあることが多い。これは小さい子の語彙拡充という意図があるのだろうか。私にはすごく勉強になる形式であった。Aちゃんが学校に持っていったランチは小さな魚のサンドイッチ。こういった作者のセンスも私好みである。


出版社のページ。絵のサンプルが見られる。

Éditions Scholastic
Augustine ...




サンプルページの一番下、真ん中にはかわうそ(?)のいる受付みたいなのが描いてあるのだが、ここに RENSEIGNEMENTS とあるので、この長たらしい単語が 「INFORMATIONS」 だと学べる。

それとサンプルページの真ん中にモンドリアンの絵のパロディーみたいなのが、描いてあるが、これはAちゃんが著名な画家の絵に触発されて描いた絵のひとつ、ということになっている。このような名画のパロディーがほかにもいくつかあり、絵の素性を知っていればより楽しめる。Aちゃんの両親は絵が好きで、Aちゃんの名前もルノアールのファーストネームからとったということになっている。

右側のページは、Aちゃんが北極に着いた日。両親に、あれこれたずねている場面。たとえば「ママ、どうしてペンギンが一匹もいないの?」とか。

借りてきて、まずざっと読んでみたところ、文章はわりあい簡単。動詞の時制はほとんどが現在形で、未来形が3つぐらい。過去形が二つぐらい。しかし知らない単語がいっぱいあった。ひととおり読んでから、文章をワードで打った。余白をたっぷりとったが、2ページにおさまった。3ページ目には、左側のイラストにそえてある単語、巻末にあったAちゃんの描いたパロディー画のオリジナルの作品名と作者のリストから、作品名だけひろってタイプした。それらを全部 smart.fm* に辞書をひきひき登録していったところ、全部で114アイテムあるリストになった。ここまですごく時間がかかったのだが、話の流れがあるぶん単語も覚えやすく、そのリストを楽しく学習している。




* 2009年10月15日に書いた日記です。
*smart.fmはiKnow! - Learn faster and remember longer - iKnow!に変わりました。もう利用していません。




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