cramoisi 深紅色の、真っ赤な

私の姪はすごく暑かったので、顔が赤くなっていた。

pen fire

Ma nièce avait si chaud qu'elle était cramoisie.


si ... que~  とても...なので~である。

nièce 姪 家族用語はこちら⇒きょうの単語:belle-famille :家族用語

avoir chaud 暑い

cramoisi, cramoisie 真っ赤な

これは英語のcrimsonです。 日本語では真紅、深紅、両方の漢字があてられます。ただの赤ではなく、濃くて、深い赤い色。英和で語源を調べたら、qirmiz というアラビア語から。これは赤色の染料に使われた昆虫名とありました。え?それって虫をいっぱい集めてつぶしていたのか?と思って、qirmizで画像検索してみたところ、丸虫を赤くしたような、あるいはラズベリーを虫っぽくしたような画像がありました。気持ち悪くなりそうなので、調べるのはここでやめました。

深紅は劇場のカーテンとか、騎士のマントなんかに使われる色ですね。威厳の象徴でもあるそうですが、血の色も連想させ、シチュエーションによっては不気味な色です。

この色で思い出すのはもちろんKing Crimsonですね。

クリムゾン・キングの宮殿
プログレだから長いのです。9分23秒



それからジュール・バルベー・ドールヴィーユ(Jules Barbey d'Aurevilly) というフランスのロマン派の小説家が書いた Les Diaboliques という連作の一つで、Le Rideau Cramoisi (深紅のカーテン)というのがあります。

古い小説なのでネット上で読めます。たとえばここですとか⇒Jules Barbey d' Aurevilly - Le Rideau Cramoisi - texte intégral - In Libro Veritas

邦訳は、売り切れですが(出品者から買う)、こんなのがあり、


「世界100物語」(サマセット・モーム編纂)にも入っています。やはり中古本のみ


そして、こんなのにもおさめられています。
フランス怪談集 (河出文庫)

ちょっと怖い話なんですね。

この小説は映画になっています。1952年のアレクサンドル・アストリュック監督(Alexandre Astruc)のLe Rideau Cramoisi 「恋ざんげ」です。ヌーヴェル・ヴァーグの先駆的作品ということで有名ですが、見てないです。

「恋ざんげ」って、まるで演歌みたいですが、そのせいかどうか「深紅のカーテン」と呼ばれてもいます。

若いときのアヌーク・エーメが出ています。アストリュック監督自身もまだ三十代半ばのころの作品です。

恋ざんげ、深紅のカーテン

この画像はLE RIDEAU CRAMOISIより借りてきました。あらすじが少し書いてあります。アヌーク・エーメが足で、将校(?)のブーツにちょっかい出していますね。

そういえば、フランスでは、食事中のテーブルの下で、いろいろ行われるようなので、食事中は両手をテーブルの上に出しておくのがマナーだと聞いたことがあります。