節税のために、フランスを出ることに決めたジェラール・ドパルデューの記事を読みました。

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元記事 → Les impôts et le système fiscal expliqués aux enfants | 1jour1actu - Les clés de l'actualité junior 7 janvier 2013

Pourquoi certaines personnes quittent-elles la France pour moins payer d’impôts ?
なぜ節税のためにフランスを出る人々がいるのでしょうか?

この顔に見覚えがあるでしょう。ジェラール・ドパルデューというフランスの有名な俳優ですが、彼が節税のために、フランスを出る決意をして以来、ひじょうに話題になっています。

俳優、歌手、スポーツ選手、企業のトップなどで経済的な理由で国を出る人がどんどん増えています。説明します。

・・・ここにロシアのパスポートを見せるジェラール・ドパルデューの写真・・・

なぜこれがきょうの話題なのでしょうか?

ジェラール・ドパルデューがロシアのパスポートを取得したからです。12月にこのフランスの俳優はベルギーに移住することに決めました。というのもフランスでは税金がかかりすぎると判断したからです。

彼の決定はたいへんな反響を呼びました。この件をよりよく理解するため、フランスと近隣諸国での税金の仕組みについて説明することにしました。

きょうのできごと
税金は何に使われるのでしょうか?
大半のフランス人と同様に、あなたの両親も毎年、国に税金を払っています。このお金は国が回収し、医療や教育といった公共事業に使用します。税金のおかげで、フランスでは無料で医療が受けられたり、無償で教育が受けられるのです。

また税金は道路、病院、中学校、小学校、大学などの建設にも使われます。そのため、税金の説明をするとき« solidaire »「連帯した」という形容詞が使われます。

税金の仕組みは?
フランスでは、財産と収入により税額が決まります。支払う税金はその人の給料だけでなく、所有している資産にもよります。

よりたくさんのものを所有し、より多く収入を得れば、よりたくさんの税金を支払います。つまりある俳優、歌手、スポーツ選手のようにお金をたくさん稼ぎ、家などの資産が多い人は、たくさん税金をおさめる必要があります。

このため、フランスから出ることを希望する人がいるのです。ドパルデューは自分がフランスに払う額は尋常ではないと思うと説明しました。

他の国ではどうなっていますか?
ほかの欧州の国々やロシアにも税金はあります。しかしフランスほどかかりません。事実、フランスは学校や医療といった公共事業にもっともお金を使う国です。

他の欧州の国々では、医療行為にはそれほど国のお金が払い戻しされません。ですから、そういった国では、そういうサービスにそれほど国はお金を使いません。従って税金もそんなに高くないのです。

たとえばロシアでは、全員が収入の13%支払います。フランスでは、収入があがれば、税率もあがります。そのため、すごいお金持ちは収入の75%まで払う可能性があります。

ベルギーと英国では、収入にのみ税金がかかり、資産にはかかりません。ですから、家、アパート、値打ちのある物といった資産を持っているお金持ちはそういう国に惹かれるのです。

ドパルデューはまだどこに住むかは発表していません。ベルギーかロシアを選ぶのですが、それでもフランスの税金を払う必要があります。彼は家、お城、レストラン、ぶどう園といった資産にかかる税金を払い、また、もしフランスで映画に出演すれば、その出演料にかかる税金を払うことになります。

■今日の単語 impôt 税金
impôtは国に支払うお金。taxeとも言います。impôtはラテン語の「強いる」という意味の動詞« imponere »が語源です。

国は働いている人全員に収入の一部を国に差し出すように強いています。そのお金を国のために使います。

■単語メモ
Depardieu chaleureusement accueilli en Russie, son nouveau pays
1分10秒


ドパルデューは初め、ベルギーに移住するつもりだったのですが、それを見たプーチン大統領が、ロシアにおいでと市民権を彼にあげました。

もともと友だちだったみたいですね。プーチンは抜け目がないです。

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