自分で第5章を読んでみた。バオバブの出てくる箇所だ。

王子さまは羊がバオバブという木を食べるのか気にしていた。飛行士によれば、羊は草は食べるが、巨大な木は食べない。バオバブはたとえ象でも食べえないだろう。しかし、王子さまは言う。バオバブがまだ小さいときなら、食べるのが可能なのではないのか。

小さいバボバブ↓二本でも育てられるらしい。





王子さまの星には良い草と悪い草がある。それぞれが種のときは土の中で静かに眠っており、良いのか悪いのかわからない。しかしいったん芽吹いたあと、それが薔薇でなければ、王子さまはさっと抜いてしまう。大事に至らないうちに、悪い草はとってしまうことがポイント。さもないと、悪い草はどんどん成長して、巨大なバオバブとなり、王子さまの星にはびこび、やがて星を壊滅させてしまう。

かくして、毎朝王子さまは、朝ごはんを食べて、身繕いをすませると、バオバブの発見、及び除去をするのが日課であった。毎日やってれば、そんなに大変でもないんだよ、といばる王子さま。

王子さまは、これはとても重要なことだから、ほかの子どもたちにも警告するために、バオバブの絵を描いて、と飛行士に頼む。そして、飛行士は、そんなに大変なことなら、とあわてて、バオバブとそれががしっとつかんでいる星の絵を描いた。そして、「子どもたちよ、バオバブに気をつけて!」と命令法で警告する。



実はこの本を読むまでバオバブの木を知らなかった。バオバブはアフリカに見られる巨大で神秘的な木。昔から先住民の食べ物、薬、日用品として活躍してきたという。だから別に、地球をどうこうしてしまう悪い木ではない。星の王子さまグッズとして、楽天のお店では栽培セットまで売られている。

しかし、この章では「悪い種」からできるものとして書かれている。バオバブにとっては迷惑な話だ。しかし、この小説によって知名度をあげたとも言えるから、その点はありがたいかもしれない。

さて、それががん細胞のように本当に悪いものなら、早期発見は重要だろう。しかし、問題は、それが悪いのか、良いのか、白黒はっきりしないことがこの世に多いことだ。それと、子どもたちに気をつけてといいたい気持ちはわかるが、社会のしわよせがすべて行ってしまう弱い立場の子どもたちは、どうやって気をつけたらいいのか。

・・・・・2012年2月17日に書いた記事です・・・・・


☆2012/12/08追記:「星の王子さま」を読んでからバボバブに親しみを感じるようになりました。
こんなふうに手ぬぐいの柄にまでなってるんですね。