montgolfière 熱気球

モンゴルフィエ式熱気球

結婚記念日に妻に気球飛行をプレゼントしたかったけど、彼女めまいがするんでね。

Pour notre anniversaire de mariage je voulais offrir à ma femme un vol en montgolfière, mais elle a le vertige.



きょうも結婚関連の単語が出てきていますね。

anniversaire de mariage 結婚記念日

un vol en montgolfière 気球にのって飛ぶこと。

vertige めまい これはおもに高いところでふらふらするめまい avoir le vertige めまいがする

montgolfière 熱気球。これは英語ではhot air balloonです。フランス語は、Montgolfière兄弟が気球を発明したのでそこから名前がとられています。飛行機を発明したのはアメリカのライト兄弟ですよね。

モンゴルフィエ兄弟はお兄さんがジョセフ(1740-1810)、弟がジャック(1745-1799)。お父さんはお金持ちの製紙業者でしたので、兄弟で家業を継ぎました。ふたりとも科学が好きだったようです。

1782年にどういう経緯か知りませんが、わらを焼いて熱した空気を大きな紙袋に詰めるとそれが空に浮くことを発見します。

1783年6月ににアノネの広場(Annonay ここに製紙工場があった)で絹でできた気球を浮かせる公開実験に成功(高度1000m、距離2キロぐらい)。

最初の飛行


その後、9月にベルサイユにて、ルイ16世の前で、もっと大きな気球を飛ばします。この気球には羊やアヒルを乗せたそうです。

二回目の飛行


そして11月に、ついに二人で気球にのって乗りの気球を飛ばし、パリ上空を約25分間、9キロ飛行し、世界初の有人気球飛行に成功。
☆2012/12/03追記:二人が乗ったと思ってましたが、気球に乗っていたのは、Jean-François Pilâtre de Rozierというフランスの科学の先生兼飛行家とFrançois Laurent le Vieux d'Arlandesという軍人でした。bird_birdさんにご指摘いただきました。ありがとうございます。


日本では、気球というとアドバルーンを思い浮かべる人が多いでしょうか。矢野顕子さんは「気球にのって舞い上がれ」と歌っておられましたが。ヨーロッパでは気球は人気があります。まず、気球で観光するサービスがあります。さぞかしきれいな景色が見られることでしょう。それからスポーツとして気球を楽しむのも盛んで、熱気球大会も行われています。

これは5分27秒とちょっと長いのですが、気球に乗って高いところから見た景色がビデオにおさめられています。



さいごにvertige。英語はvertigoです。U2の歌もありますが、きょうはヒッチコックの「めまい」の予告編をご紹介します。最初にこの単語の辞書の定義が読まれます。フランス語のvertigeは日常ふつうに使われるんでしょうが、英語にはdizzinessという単語があり、めまいがする、という時は形容詞 dizzyを使った表現がふつうです。vertigoはどちらかというと病理学の専門用語。しかし、ヒッチコックが映画のタイトルに使ったので、誰でも知っている単語になったと思います。

予告編 2分23秒